アダルトチルドレンとは?特徴・原因・克服方法をカウンセラーが解説

「なぜか生きづらい」
「人の顔色ばかり気にしてしまう」
「自分に自信が持てない」
このような悩みを抱えている方の中には、**アダルトチルドレン(AC)**の特徴を持っている場合があります。
アダルトチルドレンとは、子ども時代の家庭環境の影響によって、大人になってからも生きづらさを感じている人のことを指します。
実は日本では、
「自分はアダルトチルドレンかもしれない」と感じている方が多くいらっしゃいます。
この記事では
・アダルトチルドレンとは何か
・どんな特徴があるのか
・生きづらさの原因
・回復するための方法
を、カウンセラーの視点からわかりやすく解説します。
もし今、生きづらさを感じている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
アダルトチルドレンとは?
アダルトチルドレンとは、機能不全家族で育った影響を大人になっても抱えている人を指す言葉です。
もともとは、アルコール依存症の家庭で育った子どもを指す言葉として使われていました。
しかし現在では、
・親が過干渉
・親が厳しすぎる
・家庭内で安心できなかった
・親の顔色をうかがって育った
など、安心できる家庭環境ではなかった人を広く指す言葉として使われています。
暴力による虐待だけでなく、
精神的な虐待(ダブルバインド=言葉と態度が全く違う状態
例)いいよと言いながら顔は怒っている)
兄弟との比較で苦しんだ経験など
色々な状況が当てはまります。
どれも、受け入れてもらえない、安心できない環境なんです。
大人になってから
・人間関係が苦しい
・自分を責めてしまう
・人に頼れない
といった悩みとして現れることがあります。
悩みの深さは、人それぞれ。
どうして自分だけこんな思いをするのだろうか。
悩みに悩む、そんな状況を引き起こします。
アダルトチルドレンの特徴
アダルトチルドレンには、いくつか共通する特徴があります。
※詳しくは
「アダルトチルドレンの特徴10個」の記事でも解説しています。
① 人の顔色を気にしてしまう
相手がどう思っているかが気になりすぎてしまう特徴があります。
・怒っていないか
・嫌われていないか
・迷惑をかけていないか
常に気にしてしまうため、人間関係で疲れてしまうことがあります。
自分の意見を発言することに不安を感じてしまったり、
沈黙に耐えられなくて、楽しくないのに笑わそうと無理に話したり、
相手の真顔が怖くて、機嫌を取ってしまう。
家に帰ってきても、
今日あった出来事を思い出し、何度も頭の中で反芻してしまう。
傷つけてしまったのではないか?
と不安に襲われて、眠れなくなることもあるかもしれません。
② NOと言えない
頼まれたことを断れず、無理をしてしまうことがあります。
「断ったら嫌われるのではないか」
という不安が強いためです。
断ったら、次はない。
そんな恐怖もあるかもしれません。
③ 自分に自信がない
自分の価値を低く感じてしまうことがあります。
・自分はダメな人間だ
・どうせうまくいかない
と感じてしまい、自信を持てないことがあります。
やりたいことを我慢して譲ってしまったり、
無理に他人を優先して悲しくなったり。
どんどん自分が嫌いになっていく悪循環に陥ります。
④ 人間関係が苦しい
人と関わることが苦しく感じることがあります。
・嫌われるのが怖い
・距離感がわからない
など、人間関係に強いストレスを感じることがあります。
人と会うのが億劫になる、
人と会った後、とても疲れて何もできなくなる。ぐったりする。
そんなあなたは常に気を張って人と話しているのです。
⑤ 完璧主義になりやすい
「失敗してはいけない」
という気持ちが強く、完璧を求めてしまう傾向があります。
その結果、疲れてしまうことも少なくありません。
極度に失敗を恐れてしまったり、
失敗したら自分の価値がなくなると不安に思い、
いつまでも失敗した内容が頭の中にぐるぐると思い出されて苦しくなる。
自分を責めてしまう事も多いと思います。
アダルトチルドレンになる原因
では、なぜアダルトチルドレンの特徴が生まれるのでしょうか。
多くの場合、子ども時代の家庭環境が影響しています。
機能不全家族
機能不全家族とは、子どもが安心して成長できる環境が整っていない家庭のことです。
例えば
・親が怒りっぽい
・親が過干渉
・親が無関心
・家庭内の雰囲気が悪い
このような環境では、子どもは常に緊張した状態で生活することになります。
その結果、
「親の顔色を読む」
「いい子でいなければならない」
という行動を身につけてしまうことがあります。
むしろ、そうしなければ生きていけなかった結果です。
あなたがその環境に一生懸命適応して、頑張って身につけた防衛反応なんです。
自分を責める必要はないんです。
大人になってから起こる生きづらさ
アダルトチルドレンの特徴は、大人になってからさまざまな形で現れます。
例えば
・恋愛がうまくいかない
・職場の人間関係がつらい
・自己否定が強い
などです。
恋愛の悩み
・相手に依存してしまう
・不安になりやすい
・距離感がわからない
このような悩みを抱えることがあります。
人間関係の悩み
・嫌われるのが怖い
・自分の意見が言えない
・人に気を使いすぎる
そのため、人と関わることが疲れてしまうことがあります。
アダルトチルドレンは克服できる?
結論から言うと、アダルトチルドレンの生きづらさは改善していくことができます。
なぜなら、アダルトチルドレンは「病気」ではなく、身についた思考や行動のパターンだからです。
そのパターンを少しずつ見直していくことで、生きづらさは軽くなっていきます。
アダルトチルドレンだったカウンセラーなおだから、
あなたも必ず克服できると言い切ります。
時間はかかるかもしれません。
そのペースは人それぞれ。
ですが、思いを認め、手放していけば、
必ず少しずつでも癒しが訪れます。
日々は安全で、幸せだと感じられるようになっていきます。
克服のために大切なこと
回復のために大切なのは、次の3つです。
自分を責めない
アダルトチルドレンの方は、自分を責めてしまう傾向があります。
しかし、生きづらさはあなたの性格の問題ではありません。
これまでの環境の中で、生きるために身につけたものなのです。
どうしても責めてしまうとき、心の中に沢山の怒りがあるのかもしれません。
どんな怒りがあるのか、自分と向き合う時間が必要ですが、
想いに気づいて、認めてあげれば、心は癒される方向へ進みます。
自分の気持ちを大切にする
これまで周囲を優先してきた方ほど、自分の気持ちを後回しにしてきたかもしれません。
少しずつでいいので
「自分はどう感じているのか」
を大切にしてみてください。
もしくは、自分の気持ちが分からない、という方もいらっしゃるかもしれません。
その際は、まずは1分でもいいので、
自分がホッとする行動をしてみることから、初めてみてください。
ゆっくりコーヒーを飲んでみる。
泣ける映画を一人で見る。
落ち着ける音楽を聴く。
ひとりで出来て、自分が喜ぶ時間を持つ。
それが、自分を大切にすることであり、癒しにつながります。
「自分は本当はどう思ってるのか」
安心の中から、自分の気持ちが見えてきます。
誰かに話してみる
生きづらさを一人で抱え込んでしまう方も多いですが、誰かに話すことで気持ちが整理されることがあります。
ただし、あなたの今いる環境が、安心の中にいると思えないのであれば、
話すことは、恐怖になる場合もあります。
言った後に、こんな事話してよかっただろうか、と何度も頭の中で反芻してしまったり。
言わなきゃよかったと、後悔することもあるかもしれません。
カウンセリングは、安心できる場所。
あなたの話は誰にも知られることはない。
安心の中でしか心を開くことはできません。
カウンセリングでは、誰に気兼ねすることなく自分の気持ちを話すことができます。
まとめ
アダルトチルドレンとは、子ども時代の家庭環境の影響によって、大人になってから生きづらさを感じる人を指します。
特徴として
・人の顔色を気にしてしまう
・NOと言えない
・自分に自信がない
・人間関係が苦しい
などがあります。
しかし、アダルトチルドレンの生きづらさは、少しずつ改善していくことができます。
自分を責めすぎず、少しずつ自分を大切にすることが大切です。
あなたのペースで、進みましょう。
焦りは悩みを深くします。
あなたは必ず克服できます。カウンセラーなおは、そう信じています。
生きづらさを感じている方へ
もし今
・人間関係がつらい
・自分を責めてしまう
・誰にも相談できない
そんな悩みを抱えている方は、一人で抱え込まなくても大丈夫です。
カウンセリングでは、安心できる場所で気持ちを整理していくことができます。
あなたのペースで、少しずつ生きづらさを軽くしていくお手伝いができればと思っています。
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